ミニマム情報戦記

軍事レポートは軍事ニュースだけ。に移転しました。興味のある人は見てみてくださいね!

 私は常々思うのだが、トランプが大統領になりそうだ。韓国の大統領が変わる。そうなると今度の大統領、首相は〇〇な性格だから今後の世界はこう変わる!


 的な話は必ず出てくる。しかし、今の世の中、中小企業の社長の交代であればともかく、大きな組織、国等は大統領や首相が変わった位では大変革は起きない。


 そもそも為政者を選出するプロセスが従前のものなのだ。そのプロセスを経て為政者になる人は基本的には保守だ。保守というのは右翼のことではない。今までの状態を大きく変更しない人という程度の意味だ。


 例えばヒトラーのように従前のプロセスを経て選出された為政者が全権委任法を制定してワイマール憲法を事実上無効化したような例はある。


 しかしこれは為政者が個人で行った訳ではない。このような状態を望んだ民衆の存在というものを忘れてはいけない。


 それは誰が為政者になったところでこのような状態になっていったと考えてよい。為政者の個性とはあくまでも民衆が望んでいることにちょっとオリジナリティを付けられる程度のものだ。


 まあ、あまりこの時代のドイツには詳しくないのでこの話は早めに切り上げよう。要するに為政者というのはいつの時代でも多数者の承認によって選出される。


 独裁者というのは実は独裁を望んでいる多数者が背後にいることを忘れてはいけない。無論、全く多数者に承認されない為政者というのは存在する。しかし彼らは短命だ。


 古くは秦の始皇帝。多くの人々は彼の苛烈な統治を望んではいなかった。始皇帝が死ぬのに前後して各地で反乱が起こり秦帝国は滅亡する。


 戦国大名にしてもそうだ。戦国時代の国というのは大名がその国の支配者で自由にその国を動かせる訳ではない。


 大名の家臣達は各々領地を持ち、その領地ではその家臣達が領主なのだ。その家臣達の家臣もまた領地を持つという重層的な関係がある。


 小領主達は大勢力に対抗するために団結する。団結するためにはリーダーが必要だ。それが戦国大名と考えていい。


 戦国大名は自分の影響力を巨大にようとするが、家臣達としては権力が弱すぎても統率できないが、強すぎても困る。その微妙な力関係を見落としてはいけない。


 戦国時代に限らず、現在の世界も同様だ。

思想と哲学、権力者と承認
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