ミリタリーとは全く関係ない本になってしまったようだが、そうではない。本書は「勝負師」について書かれた本だ。私が本書を読んだのは、とある武術の先生が絶賛していたからだ。因みにその武術の先生は多くの真剣勝負をくぐり抜けて来た人だ。


 本書は勝負についての羽生氏自身の経験と考えを凝縮したものだ。私は勝負師ではないが、読んでいて納得できる部分や私自身がやってきていることも多い。


 私が非常に参考になったのは、まず直観を信じること。直観とは長年の経験から出た正解を無意識に出したものであること、さらに変化しなければ現状維持すら難しい。さらに勝つことはもっと難しいということ。


 そして、何よりも大切なのは継続することだという。この継続こそが才能だと羽生氏はいう。継続とは難しいことのように感じるがそうではない。好きなことを続けることが継続するだけのことだ。


 特に私が参考になったのは「集中すること」についてだ。集中とは段階を踏んで行うことであり、徐々に深海に潜っていくようなものだという。


 その結果、自分でも集中しすぎて戻れなくなるのではないかという恐怖すら感じたことがあるという。それ以外にも将棋に限らず別の世界でも参考になる部分は多い。


 私は遊びで将棋を指すことはあったが、将棋というのにそれほど関心はなかった。しかし将棋の奥深さや狂気を知ることが出来た。非常に魅力的な本だ。



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