カールビンソン(画像はwikipediaより転載)


 米太平洋艦隊は3日までに、原子力空母カール・ビンソンを中心とする第1空母打撃群を西太平洋に派遣すると発表した。週内に西部カリフォルニア州サンディエゴを出港し、南シナ海などで演習を実施する可能性がある。南シナ海では中国軍の空母「遼寧」が艦載機の離着艦訓練を実施したばかりで、中国をけん制する狙いがあるとみられる。
(産経ニュースより転載)


 空母カールビンソンはニミッツ級3番艦で現在、米海軍が展開する原子力空母の中では3番目に古い。因みに現在米海軍が展開している原子力空母は10隻で全てニミッツ級だ。一番艦のニミッツはタイムスリップしたことで有名だ。空母カールビンソンの概要は以下の通り。


空母カールビンソン
排水量 満載 101,264 トン
全長 1,092 ft (333 m)
全幅 252 ft (76.8 m)
速力 30ノット (56 km/h) 以上
乗員 士官・兵員:3,200名
航空要員:2,480名
兵装 RIM-7 シースパロー短SAM 2基
RIM-116 RAM 2基
ファランクスCIWS 3基
搭載機 90機

カール・ヴィンソン (USS Carl Vinson, CVN-70) は、アメリカ海軍の航空母艦。ニミッツ級航空母艦の3番艦。艦名は第二次大戦前後に海軍力増強に努めたカール・ヴィンソン下院議員に因んで付けられた。生存中の人名を付けた最初の空母。
(wikipediaより一部転載)
 さらに詳しい情報を知りたい方はこちら(wikipedia)


 この空母カールビンソンが中心となり第1空母打撃群を編成する。空母打撃群とは太平洋戦争当時の任務部隊に該当する。空母1隻に巡洋艦1隻、駆逐艦2隻、攻撃型潜水艦1隻、補給艦1隻という編成だ。空母を護衛するには小規模な編成のようだが、現在の戦闘艦の戦闘力では問題ない。


 第1空母打撃群はアメリカ本土サンディエゴを拠点としており、南シナ海への到着は20日前後となりそうだ。周知の通り、この海域では中国空母遼寧が訓練をしており、そのけん制と考えられている。


 南シナ海に最も近い空母打撃群は横須賀を拠点とする空母ロナルドレーガンを中心とする第5空母打撃群である。わざわざ到着まで時間のかかる第1空母打撃群を派遣したのは中国に「面子を保たせる」目的があるのかもしれない。


 中国は予定通り訓練を終え帰投、アメリカはトランプ大統領就任に合わせ到着した空母打撃群が遼寧を追っ払ったというウィンウィンのストーリーは両国にとって理想的だ。



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