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最近、中国漁船のサンゴ密漁が問題になっているが、この件で海上保安庁の特殊部隊SSTが出動していたらしい。詳しくは以下の記事。


中国サンゴ密漁船に海上保安庁特殊部隊SSTが出動していた!
 小笠原諸島周辺の日本領海でサンゴを密漁する中国漁船に対し、海上保安庁の特殊警備隊SSTが出動していたことが、「週刊文春」の取材で明らかになった。

 10月5日早朝に命令を受けたSSTは、大阪基地からヘリコプターで緊急出動。小笠原諸島近海で警備中だった大型巡視船「しきしま」に着艦し、短時間のブリーフィングを受けた後、再度ヘリコプターで出動。密漁を行う中国漁船の真上からロープを伝って降下すると、軽機関拳銃を構えて船内に突入、包丁やモリなどで激しく抵抗する中国漁民を制圧し、横須賀へ連行した。

 1996年に創設されたSSTは、海上保安庁内でも極秘扱いの特殊部隊であり、部隊の編成や装備、隊員の氏名などは一切が非公開。今回の緊急出動についても、海上保安庁からは公表されていない。

 今般のSST出動に関する「週刊文春」の取材に対し、海上保安庁広報室は、「具体的な運用にかかわることについては回答を差し控えさせて頂いております」とした。


<週刊文春2014年11月20日号『スクープ速報』より>
(wikipediaより転載)


 SSTに出動要請が出たということは、中国漁船が激しく抵抗したのだろう。記事によると包丁等の武器も使用しており通常の海上保安官では手におえなかったのだろう。ところでこのSSTとは何だろうか。海自の特殊部隊とは何が違うのだろうか。ちょっと書いてみたい。


 SSTとは海上での犯罪に対処するために設置された海上保安庁の特殊部隊である。あくまでも犯罪に対処するためのもであり、軍事目的の海自の特別警備隊とはことなる。80年代には前身組織が設置されていたようで92年のプルトニウム輸送には警備員として乗船していた。この警備員の訓練を担当したのが今は亡きテッド新井氏であったと言われている。それはともかくSST、特別警備隊どちらも米海軍SEALSがルーツのようだ。詳しくはwikipediaの記事を参照してほしい。


 詳しいことはほとんど公開されていないようだが、今回の出動も大阪からであったようであり、SSTは大阪を拠点にしていることは間違いないようである。実はこれはかなり面白い事実なのである。部隊が設置されている場所には必然性があるのだ。必然性とは部隊の出動が想定される場所に最も近い上に部隊を設置できる条件が整った場所ということである。

 
 例えば陸上自衛隊の特殊部隊でいえば離島防衛を主任務とする西部方面普通科連隊は長崎県佐世保、離島防衛隊は対馬に配備されている。これとは別に特定の地域に限定されない特殊部隊は基本的に関東地方に配備される。これは首都から近いということと日本全国に移動する際、地理的にも日本の中心である関東に配備するのがもっとも合理的だからである。陸上自衛隊でいえば、特殊作戦群、第一空挺団、中央即応集団等はそれぞれ、習志野、宇都宮に配備されている。


 では、なぜSSTは大阪に配備されているのだろうか。SSTの設置目的から考えればSSTとは地域に限定されない特殊部隊であるから基本的には活動が想定される場所の中心地点に配備されていると考えられる。特殊作戦群等と同じパターンだ。逆説的に考えるならば大阪を中心とした同心円状の地域がSSTの主な活動場所と考えられる。当然、北海道、東北は入らない。要するに東京から九州、沖縄に至る地域が主な活動場所と考えられる。まあ、推測だけど。


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