01_エンフィールドNo.2
(画像はwikipediaより転載)

 

 エンフィールドNo.2Mk1とは、イギリス軍が1931年に制式採用した中折れ式リボルバーである。製造は1957年まで続けられ、合計27万丁が生産された。中折れ式リボルバーは威力の強いカートリッジは使用できないもののリボルバーとしては弾薬の排莢、装填を素早く行うことができる。1978年までイギリス軍で使用され続けた。

 

エンフィールドNo.2Mk1(実銃)

 

 

性能

全長 260mm
重量 765g
口径 38口径
使用弾薬 38S&W弾
装弾数 6発
設計・開発 ウェブリー&スコット社

 

開発

02_エンフィールドNo.2
(画像はwikipediaより転載)

 

 1928年にイギリスエンフィールド工廠が完成させたダブルアクション中折れ式リボルバーである。構造は1879年にウェブリー&スコット社が開発、イギリス軍によって制式作用されたNo.1Mk犬帽鷸しておりイギリス政府はウェブリー&スコット社から訴えられることとなった。それでも1931年には制式採用、この銃でイギリスは第二次世界大戦を戦うこととなる。

 口径は38S&Wでこれはのちの38スペシャル弾と表記上の口径は一緒であるが、薬莢が9mm長く口径も実際には大きいため互換性はない。最大の特徴は中折れ式リボルバーであることで、これは銃身とシリンダー部分とフレーム部分が「前後に真っ二つに折れる」状態となり空薬莢を排出することができる構造である。このため構造的に威力の強いカートリッジは使用することができないが排莢だけは素早く行うことが可能である。

 1938年にはスパーハンマー仕様のダブルアクションのみのモデルが開発され、1957年まで各型合計で27万丁が生産された。世界の軍用拳銃がオートマチックに移行する中での中折れ式リボルバーは、完成当時から「問題あり」であったが、結局は1978年まで第二線部隊で使用され続けた。

 

エンフィールドNo.2Mk1(トイガン)

 

概要

 トイガンでは1967年に中田商店がモデルアップ、1985年にはマルシンがモデルアップしている。現在流通しているのはマルシン製のみである。

 

マルシン エンフィールドNo.2 モデルガン

性能

全長 270mm
重量 550g
装弾数 6発

 マルシン製のモデルガン。基本はABS、HW製のみであるが、最近はメッキ仕様や短銃身モデル等のバリエーション展開をしている。リボルバーということもあり、特に問題があるというような話は聞かないが、どのみち現在流通しているエンフィールドNo.2はマルシン製のみなので他に選択肢はない。貴重な中折れ式リボルバーのモデルガンであり、そのメカニカルな外観は美しい。

 

まとめ

 

 エンフィールドNo.2が制式採用された当時、世界の軍用拳銃はオートマチックが主流であり、ドイツは1908年にルガーP08、アメリカは1911年にコルトM1911を制式採用していた。日本ですら1925年に十四年式拳銃を採用しており、イギリスのエンフィールドNo.2の制式採用には首を傾げてしまう。しかしトリガーが軽く弾薬の交換が比較的素早くできる中折れ式リボルバーは使い勝手が良かったのか1978年まで使用された。

 

 

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