H&KP7
(画像はwikipediaより転載)

 


 今日、紹介する銃はいい。H&KP7。今のガンファンにはあまり馴染みが無いかもしれないけど、80年代、90年代には結構有名な拳銃だった。デザインは近代的でポリマーフレーム製っぽいけど使っていない。独特のスクイズコッカーという機構を使っていることから賛否が分かれるが好きな人は熱狂的なようだ。今日はこのK&KP7についてみてみよう。

 


P7(実銃)


 


性能


口径 9mm・.40S&W・.45ACP(試作品のM7モデル)
銃身長 105mm
ライフリング  
使用弾薬 9x19mmパラベラム弾、.40S&W弾、.45ACP弾(試作品のM7モデル)
装弾数 8発・10発・13発
作動方式 ダブルアクション、ガスディレードブローバック
全長 171mm
重量 780g
発射速度  
銃口初速 350m/s
有効射程 50m
(wikipediaより転載)

概要



 H&K P7は、ドイツの銃器メーカーであるヘッケラー&コッホ社が開発し、2007年まで製造(販売は2009年4月現在も継続中)していた自動拳銃である。
 P7はH&K社特有の独自構造を持ち、1976年に西ドイツ警察の制式拳銃、PSP(Polizei Selbstlade-Pistole)トライアルに提出され、ワルサーP5、SIG/SAUER P6(市販名P225)と共にP7として採用された。初期にはPSPの名称だったが、トライアルの際に警察側がつけたP7が商品名として使われている。
 P7は第二次世界大戦末期にドイツで製造された国民突撃銃(Volksgewehr,国民銃という名称の省力型決戦用兵器)のガス遅延式ブローバック方式を応用したガスシステムを採用している。
 P7の最も特徴的な機能としてスクイズコッカーという機能が挙げられる。これは、グリップを握ると撃針(ストライカー)が撃発位置まで後退し射撃が可能となり、グリップを緩めスクイズコッカーを放せば安全状態になる機構で、射撃の開始と安全性を両立させた機能である。
(wikipediaより一部転載)

 


 スクイズコッカーとはグリップの前面に大型のレバーが配置され、このレバーによって撃針を発射位置まで後退させることができると同時にスライドストップとしての機能も併せ持つ。

 


 このP7、性能は抜群に良い。しかし、スクイズコッカーを採用したのが原因でグリップが随分平べったい。

 


 握ってみると握りにくくは無いらしいのだが、最近の人間工学を利用したデザインの銃からしてみるとやはり使い辛いだろう。

 


 因みにP7はシングルカラムマガジン。ダブルカラムマガジンのM13というのも販売されているがこれはさすがに握りにくかった。

 


バリエーション


 P7にはオリジナルの9mmシングルカラムマガジンのM8、ダブルカラムマガジンのM13、40S&W口径のM10、軽量化モデルのK3が存在する。K3は別売りのバレル、マガジン、スライドを購入することで9mm、7.65mm、22LRを使用することが出来る。

 


P7(トイガン)


 このP7モデルガンでは発売されていない。エアガスガンではMGC、東京マルイがそれぞれガス、エアーで販売している。一番最初にモデルアップしたのはMGCでチョイスしたモデルはM13。90年代前半に発売された(92年のようだ)。

 


 当時、ガスブロが出てきた最初の頃でブローバック機構はまだ未熟だったが、ガスブロがボチボチ出始めた時期だった。

 


 何故ガスブロの話をするかというと何と、このMGCP7、90年代初頭のガスブローバックなのだ。そしてHW素材で作られているという現在のガスガンと同様の設計だ。もちろん性能は遠く及ばない。それは当たり前、技術が進歩しているのだから。

 


 このMGCのP7、硬質な金属で作られている実銃と異なり、プラスチックと亜鉛合金で作られているためにスライドストップがかかりにくくなるという欠陥があった。

 


 さらにスクイズコッカーが作動しなくなるという欠陥もあった。これもスライドストップと同様の理由からだろう。

 


 これは現在のKSC製品と同じでスライドストップがスライドを削ってしまったのだろう。性能も当時としてはそれほど悪くなかったと思う。何せ当時のMGCは業界のトップだったのだ。性能も外観もピカ一だった。

 


 MGCが敢てM13を選んだのは当時の技術ではシングルカラムマガジンで作るのが難しかったのだろう。この時期はまたガスブロがプレシュートとレイトシュートで方式が分れていた。

 


 プレシュートというのは弾が発射されてからスライドが後退するシステムのことでこの方法だとスライドの後退が弾道に影響を与えない。

 


 しかしレイトシュートシステムだとスライドの動きが弾道に影響を与えるので狙点よりかなり下に着弾するのだ。

 


 もちろん現在は全てプレシュートだが当時はまだガスブロの過渡期だったのでMGCはレイトシュートの可能性もある。私が以前P7を撃った時は狙点を中心に当たっていたような記憶があるが確証はない。

 


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