スーパーブラックホーク
(画像はブラックホークwikipediaより転載)

 

 今回紹介するのはスタームルガー社製スーパーブラックホーク。44マグナム弾を使用するシングルアクションリボルバーである。ガスガンではマルシンが発売している。日本では『ドーベルマン刑事』の主人公が愛用していた。それ以外にも映画やアニメ等でしばしば登場した銃である。

 

ルガースーパーブラックホーク(実銃)

 

 

性能(ニューモデル)

全長340mm
銃身長191mm(7.5インチモデル)
重量1,360g
口径44口径
装弾数6発

 

概要

 このルガースーパーブラックホークとはアメリカスタームルガー社が開発した44マグナム使用拳銃である。SR社は1953年、コルトSAAを参考にした22LR弾使用のシングル・シックスを開発する。これはSAAの完全コピーではなく、ファイアリングピン等に独自の工夫を施したものであった。その後、1955年には357マグナムバージョンのブラックホークを発売。翌年、44マグナムが開発されると1959年にブラックホーク44マグナムモデルが登場する。

 このモデルは357マグナムのブラックホークを改良したもので強度が弱く、ホットロードでの破裂事故が起こったことなどもあり、357マグナム、44マグナム共に生産を中止した。そしてアルミ製だったグリップフレームをモリブデン鋼に変更し、シリンダーのフルート(シリンダー外側の溝)を無くしてシリンダーの強度を上げたモデルを1959年に発売する。これがスーパーブラックホークである。

 さらに1968年、トランスファーバー・システムを組み込み安全性能を向上させたニューモデル・スーパーブラックホークを発表した。これにより弾薬を装填した状態で安全に携行できるようになり、ハンターには喜ばれた。

 ブラックホークがスーパーブラックホークに改良される過程で、トリガーガードが丸型から角型に変更された。これはどういう意図があったのかは不明だが、1978年1月号のイチロー氏のレポートによると相当痛い思いをするようだ。さらに初期不良としてシリンダーピンが抜け落ちるという事例も頻発したようだ。しかし人気があるようで現在でも生産が続けられているようだ。

 

ルガースーパーブラックホーク(モデルガン)

 

 トイガンでは、1976年にWAとハドソンが販売している。これはハドソンがWAのブラックホークをコピーしたという噂もちらほら。その後、1977年にマルシン、1978年にコクサイと再度WAが販売をした。さらに東京マルイも作るモデルガンシリーズとして販売していた。

 コクサイは金属モデルと共に「天ぷら」モデルも発売されているが、「天ぷら」モデルとは金属製の本体にプラスティックのボディを付けたもので、つまりは、外観は普通のプラスティックだが、中身は金属というものだ。マルシンのブラックホークはお目にかかったことはない。

 これらの中で最高傑作なのはWAのものである。ネットオークションではたまに見かけることもあるがビックリするようなプレミアがついている。一説にはこのモデルはもうWAでも金型が消失してしまい再販も出来ないという。

 

ルガースーパーブラックホーク(ガスガン)

 

マルシン ガスガン  スーパーブラックホーク 7.5インチ ブラックHW

 

 エアガンではかつてマルイが蓄圧式のエアガンを発売していた程度であろう。ガスガンでは発売しているのはマルシンのみである。マルシンは6mm弾仕様、8mm弾仕様の2種類を販売している。素材はHWとABSのモデルがあり、ABSにはノーマルABS、ディープブラック、シルバーモデルが存在する。銃身のバリエーションは7.5、10インチがあり、2020年7月には4.62インチが新しく発売される。さらにゴールド木製グリップモデルも存在する。

 性能的にも昔からガスリボルバーを作っていたメーカーであり、信頼はできるだろう。大口径の醍醐味を味わうには8mmというのもいい。6mm弾仕様のものはリボルバーとは思えない脅威の命中精度を発揮している。最近では8mm仕様は生産されていないようだが、6mm仕様は現在でも流通している。

 6mm仕様は最新モデルで初速が平均70m/s 前後で、命中精度は非常に良い。外観も完成度は非常に高く、ハンマーをコックした時の作動音は素晴らしいの一言だ。

 マルシンのガスリボルバーはグリップにガスタンクを内蔵する形式なので、実物グリップを装着することは出来ない。このためマルシンでは専用の木製グリップも販売されているのでこちらも一緒に購入しておいた方がいい。

 

まとめ

 

 大口径ハンドガンは、デザートイーグル、M29、M500等々新しいモデルの登場によって1950年代に誕生したスーパーブラックホークはすでに過去の銃となった感もある。ただ、シングルアクションの銃独特の美しさ、アクションの面白さもある。実銃では44口径のハンドガンはハンターがサイドアームとして所持するのが基本的な使用法だ。ハンターが使用する時は、M29などのダブルアクションハンドガンでもハンマーをコックして射撃するという。シングルアクションのみのハンドガンでも特に問題はない。

 

 


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