ベレッタM1934
(画像はwikipediaより転載)

 

 今日、紹介するのは懐かしの名銃ベレッタM1934だ。この銃は、映画、ドラマ、アニメに特徴的に登場したというわけではないが、ずーと有名なのである。たぶん、イタリア軍に採用されたことで知名度を上げたことと、古い映画で頻繁に使われたことが理由なのではないだろうか。古い世代のガンファンだと、中型オートといえば、ワルサーPPKかこのベレッタM1934であるといってもいい。

 

ベレッタM1934(実銃)

 

 

性能

全長 149mm
重量 660g
口径 9mm
使用弾薬 380ACP弾(9mm×17弾)
装弾数 7+1発
設計・開発 ピエトロ・ベレッタ社

 

概要

 第一次世界大戦でイタリア軍は拳銃不足に悩まされた。イタリアのベレッタ社は独自に拳銃を開発することし、グリセンティM1910をベースにベレッタM1915を開発した。これは9mmグリセンティ弾を使用する中型拳銃でイタリア軍に制式採用された。このM1915は独立した排莢口を持っていたがこれをスライド上部の大きな切り抜き部分と一体化したのがM1922、さらに露出式ハンマーを採用したM1923、M1931、M1932と改良が続き、M1932の改良型として誕生したのがM1934である。

 口径は380ACPで口径は9mmであるが、大型拳銃が使用する9mmルガー弾(パラベラム弾)よりも寸法が短く威力が小さい。構造はカートリッジの爆発の反動でスライドを動かすというシンプルなストレートブローバック方式を採用している。カートリッジの威力が弱い、セイフティの使い勝手が悪いという欠点もあるが、部品点数が少なく、故障も少ない傑作ハンドガンであった。

 

ベレッタM1934(トイガン)

 

 ベレッタのモデルガンは、MGC、CMC、ハドソン、WAから発売されていた。WA以外のベレッタは古い物で1960年代から1970年代初期に発売されたものだ。MGCのM1934は1967年、ブローバックモデルが1971年に発売されている。ハドソンのM1934はMGCのコピーである。WA以外のM1934は金属製であったため、1971年に規制によって金属モデルガンは金色に塗装されることとなる。1979年にはWAがM1934を発売するが、これはMGCとの提携によって製造されたモデルでハドソン同様、MGC系列のモデルである。

 どれも現在は発売されていないのでかなりのプレミアになるだろう。但し、古いモデルガンは亜鉛合金が劣悪なものを使用しているので経年劣化により破損しやすくなっている。購入する際には注意が必要だ。ガスガンでは、1989年にタナカがブローバックモデルを発売した。これはそれなりに性能、外観ともに良かった記憶がある。オリジナルのABS、パーカーライジング処理モデル、ハーフシルバーモデルがあった。現在のブローバックのように構造も実物に似せている訳ではなく、軽いスライドが「シュポシュポ」動くだけのものであるが小気味よいブローバックであった。

 2003年にはWA製がベレッタM1934を発売した。HW製でモデルガン譲りの外観の完成度は秀逸で、現行のものは2007年に発売されたカーボンブラックバージョンである。

 

ベレッタM1934(ガスガン)

 

WA ベレッタ M1934 カーボンブラックHW

ウエスタンアームズ
amazon

 ガスガンベレッタM1934の最高傑作はやはりWAのM1934であろう。WAはかつてモデルガンでも販売しており、そのモデルもかなり評判が良かった。そこにマグナブローバックを搭載したのだから外観、性能共に最高のM1934が完成したのだ。WAのお家芸、カーボンブラックHWにメタルグリップと中型拳銃ながら重量も十分に確保されている。実射性能も非常に高く初速も中型オートにしては60〜70m/s程度と比較的高く、命中精度の高さも中型オートとしては驚異的ですらある。

 

まとめ

 

 それはそうとガスブロのベレッタM1934のスライドがシャカシャカ動く姿にぐっと来てしまう。サバゲにはあまり使えそうもないが(イタリア陸軍は実戦で使用している)、持っていて楽しそうな銃だ。実際、買った人は相当楽しいということだ。

 

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