Cz75
(画像はwikipediaより転載)


 今回紹介するのは、チェコスロバキア製拳銃CZ75だ。この銃は70年代にアメリカで「最高のコンバットオート」と言われた伝説の銃である。日本では『ガンスミスキャッツ』の主人公の愛銃としても有名である。ただ、この「最高のコンバットオート」という言葉。未だにCZ75が世界最高と信じている人もいるかもしれないが、あくまでも70年代時点での話である。もちろん現在ではグロッグ17やシグ・ザウエルP226の方が総合的には性能が良いのは言うまでもない。

CZ75(実銃)





性能

口径 9mm
銃身長 120mm
使用弾薬 9x19mmパラベラム弾
装弾数 15+1発
作動方式 ダブルアクション
ティルトバレル式ショートリコイル
全長 203mm(前期型)
206mm(後期型)
206mm(現行モデルCz75B)
重量 980g(前期型)
990g(後期型)
1,000g(現行モデルCz75B)
銃口初速 396m/s
有効射程 50m
(wikipediaより転載)

概要

 当初、彼はコンパクトで単列(シングルカラム)弾倉を持つピストルを考えていたが、1972年にチェコの産業貿易省は、軍や警察の需要を見越して、複列(ダブルカラム)弾倉を装着することを設計要件に加えた。デザインチームはいくつかの試作品でテストを行い、1975年にCz75ピストルが完成した。
 ブローニング型ショートリコイル作動方式を採用し、複列単給弾方式弾倉(ダブルカラム シングルフィード マガジン)付属、ダブルアクションとシングルアクション両用の引き金機構を持っている。フレームには鋼材を採用し、手動安全子(マニュアルセフティ)はコックアンドロック方式、フレームがスライドを包み込む結合方式となっている。
(wikipediaより転載)


 CZ75は日本では前期型と後期型の2種類に分類されることが多いが、実際は、数多くのバリエーションがある。特徴的なのは初期のものでスライド、フレームは削り出しで作られている。日本でセカンドバージョンと言われるもの以降は鋳造になった。


 この結果、強度不足を補うためにスライドのレールを延長したという話だが真意のほどは不明である。シグP226やグロッグ17よりはるか昔に製造された拳銃ではあるが、複列弾倉を装備し、さらにグリップは握りやすいように工夫されている。日本人にはベレッタM92F等よりもはるかに握りやすい。


 現在も生産が続けられており、チェコ警察等で使用されているようだ。因みに初期のものは手間をかけて作られたが、後期のものより性能が良いということはないようだ。このCZ75を参考に製作したのがブレンテンだったと言われている。


CZ75(モデルガン)




 このCZ75、アメリカでは一時期、相当なプレミアがついていたようだが(40年くらい前かな?)、アメリカで人気が出ると日本に波及するのはトイガンの世界も同じ。トイガンでも多くのメーカーがモデルアップしている。しかし、モデルガンを作っているのはマルシンだけである。


 他にもマルシンでは、モデルガンといえばモデルガンであるが、その昔、ガスで作動させ、薬莢に詰めた火薬を発火させるという奇妙なガスモデルガンとも言えるものを発売していた。CZ75のモデルガンは管見の限りこの2種だけだ。


CZ75(ガスガン)




 ガスガンは数社から発売されている。日本のメーカーではKSCが1stバージョン、2stバージョンの2種類を発売している他、海外メーカーからも販売されている。

KSC Cz75 1stバージョン ヘビーウェイト 18歳以上ガスブローバック





 最も完成度が高いのはKSCの製品であろう。元々モデルガンメーカーであるだけあって撃針まで再現されているなど外観のリアリティや持った時の重量バランス等は絶妙だ。エンジンはシステム7を採用しており、安定した射撃が可能となっている。さらに命中精度も精密チャンバーの採用により、東京マルイ製品に匹敵するほどの命中精度を出している。


 欠点としてはKSC製品全般にいえることであるが、スライドストップノッチを装備していないためにスライドの摩耗によりスライドストップがかからなくなることがある。もう一つの欠点はサードパーティーからのカスタムパーツが東京マルイほど多くない。


 しかし、パーツの消耗はどの製品でもいずれは起こることであるので仕方ないと割り切ってしまえば良いのかもしれない。カスタムパーツに関しては品薄ではあるが、それなりの種類が販売されている。

KSC Cz75 2nd バージョン・HW 18歳以上ガスブローバックガン




 KSCの2stバージョン。ABSとHWの2種類が発売されている。そのメーカーもそうだが、常時生産している訳ではないので自分の好みのモデルが発売された(もしくは再販)場合には即買いをした方がいい。性能に関しては1stバージョンと同じだ。

Carbon8 CO2 ブローバックガン Cz75 2nd.ver ABS樹脂スライド





 海外メーカーのCO2モデル。CO2モデルとはフロンガスではなくCO2でBB弾を発射するガスガンのこと。CO2は高圧であるが、パワーが調整されているので法的には全く問題ない。CO2の長所としてはフロンガスのように外気温に影響されないことだ。欠点としてはガスボンベが高価であることだろう。


 本製品はスライドがABSに変更されている。CO2であればメタルスライドでも快調に作動すると思うが、法的にはメタルスライドはグレーの部分があるのであまりおススメしない。作動性能は問題無さそうであるが、どうも個体差があるようだ。


 外観上はパーティングラインが残ってしまったりとKSC製品ほどの美しさはないが射撃重視のファンには十分に選考に値する。ガスボンベはマルシン製を使用した方がいいようだ。

WE KP09 CZ75





 こちらは通常のフロンガス仕様のガスガン。こちらも海外製。メタルスライドが標準装備されているのがファンにはうれしい。メタルスライドのメリットはスライドの強度が上がるのと、重量が増すために銃の重量増加となりリアリティが増す。同時にブローバック時の反動も強くなるのでリアリティ重視のファンには魅力的だろう。


 欠点としては増加した重量を通常のフロンガスで動かすのでスライドの動きは若干遅くなる。それとメタルスライドは法的に完全に白とは言い切れないという不安もある。それと海外製品全般にいえることであるが、故障が起こった場合の修理は若干困難。

Cz75(エアガン)



 エアガンでも数社から発売されている。代表的なのは東京マルイの製品。18歳以上と10歳以上のモデルがあり、18歳以上のモデルは若干高い。高いと言っても3000円程度なのでガスブローバックガンと比べると格安である。

東京マルイ Cz75





 30年前から続く東京マルイのエアガンシリーズ。上記リンクは10歳以上対象モデル。エアガンは一回ごとにスライドを引いてBB弾の装填と空気の圧縮を行わなければならないので連射はできない。


 単射のみとなるが、手動でコッキングするためにランニングコストは限りなく0に近い上に命中精度は高い。室内での射撃の練習用にはうってつけだろう。ガス代もかからない上にBB弾の再利用もできる。仮に故障してしまってもガスボンベ2本分の値段でしかないので使い捨てで大丈夫だ。


 欠点としてはエアコキガンの欠点と共に高級なガスガンに比べて製品の耐久性が低いことが挙げられる。これは値段を考えても当然だといえるだろう。

まとめ



 CZ75は1970年代に登場した革命的な高性能機であった。現在でも改良型が発売され続けている。ダブルカラムマガジンでありながらCZ75のグリップの細さは日本人には有難い。老いたりとはいえ最高のコンバットオートであることには変わりはない。名銃と言っていいだろう。




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