S&WM500
(画像はwikipediaより転載)

 S&WM500は、2003年に発売され、商業的には大成功を収めたモデルだ。現在発売されているハンドガンの中では最も強力な弾丸を使用するもののようだ。新設計のXフレームを使用することで、44マグナムの3倍の威力を持つ500マグナムを発射できる。


M500(実銃)







性能

口径 .50口径(約12.7mm)
銃身長 4インチ 8.375インチ 10.5インチ
ライフリング 6条右回り
使用弾薬 .500S&Wマグナム弾
装弾数 5発
作動方式 ダブルアクション シングルアクション
全長 381mm
重量 2,055g
銃口初速 506.9m/s(1,663f/s)
(wikipediaより転載)

概要

 S&W M500は、アメリカのスミス&ウェッソン社が2003年に開発した超大型の回転式拳銃。一般市場に流通する商品としては世界最強の拳銃である。
開発時の目的としては、「.454カスール弾を超える弾薬を撃つことのできるリボルバー」である。
(wikipediaより転載)


 M500用に新規に開発されたXフレームとは、S&Wのフレームの企画でアルファベットがあとになるほどフレームが大型化する。


 例えば小型拳銃のM36チーフスペシャルはJフレーム、中型拳銃のM19コンバットマグナムはKフレーム、357マグナムを撃つことが出来る中型フレームを持つM686はLフレーム、44マグナムを発射するM29はNフレームという感じだ。XフレームはS&Wフレーム中最大のものである。


 同時に設計された500マグナム弾は、当時44マグナムを超える最強の弾丸であった454カスールを超えることを目的に設計された弾だ。44マグナムの3倍の破壊力を持つと言われる弾丸で現在流通している拳銃弾では最大のものだ。


 この500マグナム弾は狩猟用として開発されたものだが、実際には実用性に乏しく、遊びで使われることがほとんどのようだ。


 M500自体はS&Wの伝統的なリボルバーの形状を踏襲しており、現行S&Wリボルバーの大型版といえる。但し、強度の問題から装弾数は6発ではなく5発である。


 バリエーションは4インチ、8.375インチ、S&Wのカスタム部門であるパフォーマンスセンターが製作した10.5インチモデル、M500ESと呼ばれる2-3/4インチモデル、さらにM500HI-VIZ ファイバーオプティックという3.5インチのノンフルーテッドシリンダーを備えたモデルがある。


M500(モデルガン)







 ここでトイガンの話に移るが、モデルガンでは発売しているのはタナカのみである。タナカのモデルガンに関しては非の打ちどころがない。さすが老舗モデルガンメーカーである。


M500(ガスガン)







 このM500、ガスガンで発売しているのはタナカのみである。これは少々いわくつきのもので、タナカは当初、ペガサスシステムを使用したモデルを発売しており、その後、蓄圧式カートのカシオペアシステムを搭載したモデルを発売した。


 しかし、2008年に、このモデルが「御用」となってしまったのだ。理由は改造すれば実弾が発射できるというものらしい。


 これは警察がカシオペアの改造防止装置を全て壊し、さらに独自の実弾が発射できるカートを開発し、結果、撃てるようにしたようだ。


 警察の蓄圧式カートに対する執念とでも言おうか、すごいの一言である。ここまでやれば世の中の物体のほとんどが実弾を発射できるようになるような気もする・・・。


 まあ、銃の形をしている以上、何らかの規制を受けるのは仕方ない。いろいろな意味で日本の場合特にである。


 M500は、実用性というよりも「世界最強の弾丸」を発射する銃を作るというのが目的だったようだ。1956年に当時世界最強だった44マグナムで大口径ハンドガンに新風を巻き起こしたS&Wが長い間隔を開けて「二匹目のどじょう」を狙った感もある。


 結果的に商業的には大ヒットでS&Wがこれにより復活したのだからS&Wの狙いは正しかった。M500を日本でトイガン化しているのはリボルバーに情熱を注ぐタナカワークスのみである。


 すでにタイムプルーフされたペガサスシステムを装備したM500は、シリンダーの大きさからガスの気化効率も良い。日本でM500を手に入れるのであればおすすめだ。


2014年8月13日初稿。
2019年10月22日加筆修正。



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