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300px-Automag_44amp 今日は、懐かしの大型拳銃、オートマグ44マグナムにしよう。オートマグは、映画『ダーティーハリー4』で一躍脚光を浴びた44口径マグナムを使用するオートマチック拳銃だ。実銃は商業的には大失敗だったが、モデルガン、エアガンにおいてはかなり人気があったモデルである(今は全然人気無い)。エアガンはマルコシ、東京マルイ。ガスガンはマルゼン、マルシン。モデルガンは、MGC、コクサイ、マルシンから販売されていた。また例によってwikipediaの記事から見てみよう。

(画像はwikipediaより転載)


オートマグ(英:AutoMag)とは1969年に発表、ハリー・サンフォードにより設計され1970年からオートマグ・コーポレーションによって一般発売された世界初のマグナム弾を使用する自動拳銃である。後継機種として発売されたオートマグシリーズと区別する意味で「.44オートマグ」とも呼ばれる。

性能
口径 .44口径
銃身長 149mm
ライフリング 8条左回り
使用弾薬 .44AMP
装弾数 7発
作動方式 ショートリコイル
ターン・ボルト方式
全長 295mm
重量 1600g
銃口初速 396m/s

特徴
回転式拳銃にマグナム弾薬が使用される製品が出来た事に対し、オートマグ・コーポレーションは当時の新技術だったステンレス鋼を使用する事でマグナム弾の使用に耐えメンテナンスもしやすくなる事を目指した。
ボルトの閉鎖機構には自動小銃で用いるような「ターン・ボルト・ロッキング・システム」を採り入れ、閉鎖不良を回避するためのボルトアクセロレータも取り付けられている。ステンレスモデルのみの発売であり、大型のレシーバー一体型銃身は上部にリブが設けられ、大型のクーリングホールが開けられている。使用実包は.44AMP(.44 Auto Mag Pistol)。
自動式拳銃の利点である装弾数や反動軽減、発射ガスの利用効率の良さなどから、当時世界最強の拳銃とされていたS&W M29を超えると期待もあって、先行予約では8,000丁の受注があったとされる。しかし、後述のさまざまな欠点により「オートジャム(作動不良)」という蔑称が生まれ、商業的には失敗しAM社は1年余りで倒産した。その後もメーカーが売却や合併を繰り返したため、刻印が「AM」、「TDE」、「HIGH-STANDARD」、「AMT」(AMTが少数販売したカスタム用レシーバーは「Auto-mag Corporation」を表すAMC刻印)などに変化しながら製造販売され、1983年に生産中止となった。
1998年から2000年にかけて、亡くなった設計者の追悼の意味も込めてオリジナル刻印復刻レシーバーの限定販売が行なわれたが、マネジメントを担当したAMT-Galena社が倒産、70丁前後の出荷で終わっている。総生産数は16,000丁ほどと推測されているが、正確な記録は不明。

欠点
レシーバー、チャンバー内の汚れにより閉鎖不良を起こすため、頻繁な手入れを必要とした。
ステンレス鋼の加工技術が未熟だったため、内部の細かな仕上げミスも動作不良の原因となった。
ステンレス鋼に合う潤滑油が流通していなかったため、動作不良を招いた。
リムレスの.44AMP弾専用であるが、この弾丸の供給が遅れたため、.308winの薬莢を切り詰めて使用するという自作の弾が使われ、動作不良の原因となった。また、後に販売された弾丸もメーカーごとに品質に差があり、動作不良を起こすことが多かった。
発射時の銃身の跳ね上がりが大きく、銃の握り具合によっては閉鎖不良を起こした。
ボルトを動かすのに銃後部のコッキングピースを使うしかなく、握って引く事が出来ないのに加え、コッキングスプリングのレートが高いため、強い力を必要とした。
装弾数は7発となっているが、7発目で弾倉が底付きする寸前になるため7発入れると弾倉を傷める。

バリエーション
180
.44口径のスタンダードタイプ。
160
.357口径のもの。俗に.357オートマグと呼ばれる。.357AMP弾が.44AMP弾をプレスして製作するしかなかったため、流通量は180よりも遙かに少ない。
280
AMT社が俳優クリント・イーストウッドに贈呈した銃身長8.5インチリブ付き銃身の特別モデル。通常モデルではAxxxxxxとなっているシリアルナンバーには「CLINT-1(クリントワン)」の刻印があり、これが通り名になっている。公式に生産されたのはこの一挺のみだが、試作品がアメリカ在住の日本人の手に渡っている。ダーティハリー4において、クリント・イーストウッド演じる主人公のハリー・キャラハンが使用した物は、撮影用の模擬銃であるCLINT-2。
ほぼオーダーメイド品に近かったため、大量の純正カスタムガンが市場に流れている。口径は.357AMP、.44AMPのほか、.41JMP、.30AMP、.25LMP、.22LMPの6種類。銃身長はリブドバレルが6.5インチ、8.5インチ(CLINT-1)。ノンリブバレルでは6.5インチ、8.5インチ、10インチ、12.5インチの4種類が確認されている
(wikipediaより転載)


 ちょっと長くなったがオートマグを知る上で必要なことなので引用した。簡単に言えばオートマグというのは内部構造やステンレス素材という革新的な技術を使って作ったが、いかんせん技術の蓄積が無かったため、作動不良を含む様々な欠点に泣かされた拳銃だったということだ。オートマグが使っているステンレスは現在のハンドガンで使用されているステンレスよりも加工の難しい硬質のものだったと記憶している。


 その上、オートマグが使う44マグナム弾はリムレス弾であり、M29用の弾は使用できない(デザートイーグルは使用できる)。発売当初、オートマグ専用の44リムレス弾の流通が遅れ、30-06弾のボトルネックの先端部分を切り取り、自作でカートリッジを作るしかなかったようだ。装填不良という致命的な欠陥を持ち、さらに各種欠陥を持つ上、弾薬まで手に入らない。そして多分高価だった。以上を考えれば商業的に成功する方がおかしい。ということでここでまたyoutubeの実銃動画を観てみよう。

ダーティーハリー4の動画。


ヘイガーイ!分解から実射まで。


外でバンバン撃つオヤジ。


珍しい357マグナムモデル。


ちゃんと装填不良を起こす。


反動をコントロールしにくいことが判る。



 動画を観て頂ければ判るようにオートマグはM29に比べて反動をコントロールすることが難しいようだ。勿論これは銃のバランスがリアヘビーになっていることも原因の一つだろう。ここでトイガンについて少し解説してみたい。まずはマルコシ製44オートマグ。商品名はこれじゃなかったと思うが、これはかの名銃スーパー9と同じ形のカートリッジを使用する(そう、このモデルはカート式エアガンなのだ)。バレルはプラ。一応クリント1をモデルにしているようだが外観は相当なデフォルメ。ボルトを押し込むタイプのエアガンであった。何とyoutube上に貴重な動画がアップされていたので観てみたい。動画はマツシロ製の物(ほとんど同じ)。

珍しい動画。



 続いて東京マルイのエアコキ。これは引いて空気を圧縮するタイプのエアガン。アルミバレルだが、意外にもパワー命中率ともに良いのだ。価格も2000円程度と安い。ただ、大人には少し物足りないかもしれない。

発射しないとは。


ちゃんと発射する。



 続いてガスガン。ガスガンは80年代にマルゼン、その後90年代〜2000年代にマルシンがクリント1のガスガンを販売した。マルゼンのガスガンはあまり知られていないが意外とよくできているのだ。マルゼンは当時はかなりのB級メーカーだったが、一生懸命努力しているのが商品からも判る(今はもちろん一流メーカーである)。マルシン製はクリント1の8mm固定スライド、ブローバックが販売されている。マルゼン製の動画はさすがになかったのでマルシンのオートマグ動画を観てみたい。

シルバー。最初の射撃音にビビる。


ブラックモデル。実在はしない。



 続いてモデルガンであるが、モデルガンは上記のようにMGC、コクサイ、マルシンが発売している。MGC製が最も早く、翌年コクサイ、そしてコクサイの構造をコピーしたマルシンという順番だそうだ(「金属オートマグの比較」『自動拳銃コレクション』)。この3種類の内、MGCのオートマグのみがプラ製であり、シルバーとブラックがあった(無論ブラックは実在しない)。作動は一番良かったようであるが、外観は相当にデフォルメされていた。内部構造については言わずもがな。MGCのモデルガンにリアリティを求めてはいけない。昔は組み立てキットもあり、私はこれを買って遊んでいた。コクサイとマルシンは金属製でどちらも6.5インチモデルであった。マルシンはのちにクリント1をモデルガン化する。当初は化粧箱に入っていた。ここでモデルガンの各銃の動画を観てみよう。

金属ボルトのもの。レストアしたようだ。


作動快調〜♪


後ろのテレビを見ないように。


珍しいマルシン製(それも6.5インチ)の動画。



 意外に動画が少なくてちょっと悲しい。その昔、『発火王国』というサイトにマルシンクリント1の発火動画が掲載されていたのだが、検索しても出てこないので閉鎖されたのだろう。今回は、エアガン、ガスガン、モデルガンと動画を観てきたが、やはりオートマグはぐっとくるものがある(私には)。その斬新なデザインは現在でもその価値を保ち続けている。実銃に関しては、ターゲットユーザーがハンターということからステンレス製としたのだろうが、装填不良という命に関わる欠陥のため短命に終わった銃であったが、海を渡った日本でトイガンとして復活したと言えなくもない。日本では70〜80年代にオートマグはとてもメジャーであった。設計者も多少はうかばれるであろう。ということで今日はオートマグでした。


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