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はじめに

 

 コルトガバメントとは1911年に米軍が採用した45口径拳銃M1911の通称で知られるモデルで、1911年にジョン・ブローニングが専用の45ACP弾を使用するオートマチックハンドガンとして完成、米軍に制式採用された。1926年には細部が改良されM1911A1として再び米軍に制式採用されており、110年を経た現在においても内部機構はほとんど変更されることなく世界中で使用され続けている名銃中の名銃である。

 

 

MGCコルトガバメントモデル。

 

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 M1911はコルトガバメントの通称で民間向けにも販売されており、70年代にはマーク献轡蝓璽70が発売、さらに安全装置を追加したシリーズ80と続く。米国で人気のあるモデルは日本でも人気がある。ガバメントは日本でも人気であり、数えきれないほどのメーカーが製品化していた。今回紹介するガバメントは現在は廃業してしまっているが、90年代までモデルガン業界をけん引し続けた最大手メーカーMGCが発売したいわゆるGM-5というものだ。

 MGCは60年代からモデルガンを作っているだけにガバメントモデルも数多く制作している。これらのモデルには初期型から順番にMGC内部で使用するGM●●という型番が振られていたが、それがいつしかファンの間でも使用されるようになっていった。1966年にMGCは最初のガバメントモデルを発表する。これがGM1である。さら1974年にはミリタリーモデルのM1911A1をモデルとしたGM2、1976年にはこれを金属化したGM3、1979年にはGM4が発売される。

 これらは発火性能を確保するために多少ディフォルメされていたが、1983年、これらのディフォルメを最小限度にしたガバメントモデルが発売された。それがGM5である。古いファンは知っていると思うが、MGCというメーカーは外観や内部機構のリアリティよりも作動を重視するメーカーであったが、このGM5に関しては樹脂製ではあったが内部構造は極力実銃の機構に忠実に再現されていたものであった。

 

ヘビーウェイト素材の登場

 

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 1990年頃になるとモデルガンの素材に革命が起こる。ヘビーウェイト材(HW)の登場である。これは樹脂に金属粉を混ぜたもので比重の重い金属を混入させることで20%程度の重量の増加が可能となったのである。それまでのモデルガンは内部機構を忠実に再現しようとすればするほど重量を増加させるためのウェイトが無くなっていき軽くなってしまうという悲しさがあった。

 このHWの登場により十分とはいえないが少しは重量感のあるモデルガンを楽しめるようになった。このHWは現在でも多くのモデルガンメーカーで使用され続けている。このHWをいち早くモデルガンに取り入れたのがMGCで当初は試作的なモデルとしてグレーの地肌丸出しでブルー液がセットになっているGM5等が発売された。そして1990年にはメーカーで着色したHW製GM5が発売されたのである。それが今回紹介するモデルである。

 MGCはカートリッジにも変遷があり、このモデルはいわゆる「スモールカート」と呼ばれるものであった。ただHW化に合わせてカートリッジも更新、それまでキャップ火薬の受け皿で代用していたカート内のパッキンもゴムパッキンに改良されており、弾頭部には銅メッキ、カート部にはニッケルメッキが施されそれまでのカートに比べて高級感があるものとなった。

 

モデルガンの楽しさを知った

 

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 当時のモデルガンは「1マガジン装填不良を起こさなかったら優秀」というレベルであったが、このGM5の作動性能は非常に高かった。 このモデルは私が購入後発火テストをしたところ100発中ジャムはわずか2発のみという当時としては信じられないくらいの高性能であった。個人的な話になるが、実はこれが私が初めて買ったモデルガンだった。今のガスブロのブローバックも迫力はあるが、火薬を使ったブローバックはスピードと反動が全然違う。45ACPの巨大なカートがエジェクションポートからドカドカと排出され、撃ち終わった後、銃口とエジェクションポートから火薬の匂いと共に煙が立ち上る。これには正直感激だった。

 とはいえ、欠点がない訳ではない。このGM5、実銃を極力正確に再現したといってもそれは当時の話、外観は今ほど洗練されていないし強度が弱いためパーツ、特にバレルとエジェクターロッドはすぐに壊れてしまう。壊れては御徒町のニューMGCに買いに行ったことをよく覚えいている。まあ、これは当時のモデルガンとしては当たり前といえば当たり前であったのだが。

 

さいごに

 

 すっかり気に入ってしまい絶えず手元に置いていたため銃はボロボロになってしまったがとにかく楽しいモデルであった。現在では手放してしまったが、この画像を見るたびに、当時の、あのワクワクしながらモデルガンを買いに行ったことを思い出すのだ。

 


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