私は基本的に海軍機が好きなんだけど、だからと言って陸軍機が嫌いなわけではない。どうも日本人全般にいえることだが海軍に関しては好意的、陸軍に関しては日本を戦争に導いた悪というような視点がある気がする。しかしこの評価は妥当とは言えないと思う。


性能
四式戦闘機一型甲(量産型)
試作名称 キ84-I甲
全長 9.92m
全幅 11.24m
全高 3.38m
翼面積 21m2
翼面荷重 185.24 kg/m2
自重 2,698kg+胴体12.7mm機関砲×2⇒胴体20mm機関砲×2への換装分
正規全備重量 3,890kg+携行弾増加分
発動機 ハ45-21(離昇1,825馬力)
排気管 推力式集合排気管 推力式単排気管
最高速度 624km/h(高度5,000m)
上昇力 5,000mまで6分26秒 5,000mまで約5分弱
航続距離 2,500km(落下タンクあり)/1,400km(正規)
武装 翼内20mm機関砲(ホ5)2門(携行弾数各150発)
胴体12.7mm機関砲(ホ103)2門(携行弾数各350発)
爆装 30kg~250kg爆弾ないしタ弾2発
無線 四式飛三号無線機一型
生産機数 3,000機(推力式集合排気管装備の試作機含む)
(wikipediaより転載)


概要
 九七式戦闘機(キ27)、一式戦闘機「隼」(キ43)、二式戦闘機(二式単座戦闘機)「鍾馗」(キ44)と続いた、小山悌技師長を設計主務者とする中島製戦闘機の集大成とも言える機体で、速度・武装・防弾・航続距離・運動性・操縦性および生産性に優れた傑作機であった。

 また、624km/h/5,000mという最高速度は大戦中に実用化された日本製戦闘機の中では最速であった(キ84-I乙試作機が試験飛行の際に660km/h/6,000mを記録したとされ、戦後のアメリカ軍によるテストでは687km/h/6,096mを記録している)。

 四式重爆撃機「飛龍」(キ67)とともに重点生産機に指定され、総生産機数は基準孔方式の採用など量産にも配慮した設計から、1944年(昭和19年)中頃という太平洋戦争(大東亜戦争)後期登場の機体ながらも、日本軍戦闘機としては零戦、一式戦に次ぐ約3,500機に及んだ。
(wikipediaより一部転載)
 さらに詳しい情報を知りたい方はこちら(wikipedia)


 海軍でも全員が一丸となって日米開戦に反対した訳ではないし、陸軍でも反対している人はいた。海軍の山本五十六は名将として評価は高いが陸軍主導の空軍創設に対して強硬に反対したということもある(『大本営参謀の情報戦記』)。その結果、空軍は創設されず、日本は陸海軍航空隊を別々に運用して効率の悪い戦争をすることになったのだ。


 戦後も陸軍は悪なので陸上自衛隊は陸軍的なものを極力排除しようとしたのに対して海上自衛隊は海軍の伝統を良くも悪くも継承してしまったようだ(『自衛隊が危ない』)。なんでもそうだけど、一括りに評価するのはあまりよろしくないのだ。


 全然関係ない話からスタートしてしまったが、今日紹介したいのは大東亜決戦機として有名な陸軍四式戦闘機「疾風」。戦後のアメリカの評価では日本軍機中最高であったと評価されている戦闘機だ。海軍の著名な撃墜王坂井三郎も第二次世界大戦で使用された戦闘機では3番目に良いと評価しているちなみに一位はP51マスタング。二位はゼロ戦だ(『大空に訊け!』)。





 疾風という名前は愛称である。当時の隊員達は「キ84」という名称から「キのはちよん」や「はちよん」と呼んでいたらしい。万能戦闘機と言われるこの疾風、最高速度は624辧∪鏝緤瞳海オクタン価140のガソリンでテストしたら687劼盻个靴燭箸いΑ9丗概離、運動性能、防弾装置どれを取っても欧米の戦闘機にそん色はない。太平洋戦争末期にP51と対峙出来た数少ない戦闘機の一つだ。


 明らかにキャラがかぶっている紫電改の総生産数が400機であるのに対してこの疾風は3500機が製造された。性能も疾風の方が上であるが、紫電改ほど知名度は高くない。3500機製造されただけあって派生型も多い。12.7亠―2門と20亠ヾ慄2門の甲型から始まり武装の違いにより乙丙丁型まである。丁型は斜め銃を装備した夜間戦闘機タイプだが生産数は多くない。





 その他木製化したものや鋼鉄で製作したものなどバリエーションは多い。ガンダム的にいうとゲルググに該当する機体だ。ただしアニメとは違い学徒動員された搭乗員以外も搭乗している。唯一の欠点といえば稼働率がかなり低いということだ。稼働率とはそのもの全装備機中、動かせる機体の割合だ。


 エンジンは精密なハ45を使用した上に熟練工が出征し素人が作ったのが原因の大きな部分でそれは他の機種も同じであった。因みに唯一の現存機は現在知覧にある。私も昔観に行ったが、wikipediaによると当初は飛行可能であったらしい。しかし博物館(知覧ではない)のずさんな管理のお陰で部品は盗まれすっかり飛べなくなってしまったという。





 今日は四式戦闘機疾風を特集してみた。こんなに性能がいいんだったら海軍も採用して共同で運用すればかなり効率が良かったと思うなぁ。陸軍は隼の代わりにゼロ戦を、鐘馗の代わりに雷電を。紫電改の代わりに疾風を・・・なーんていっても仕方ないけど。



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