下流社会―新たな階層集団の出現


 内容は、年収300万円と同じようなもの。ただし金の稼ぎ方は無かった(笑)ようするにこれからは、貧富の差が拡大し、上流は、上流で再生産され、上流に入れない人は、下流の低所得者となる。ということ。

 この人は、学歴と年収をランク付けの基準にしているが、年収はともかく学歴は、貧乏でも関係ない。この人達は、学費は、全て親が払って、塾に行かなければ有名大学には合格できないと思ってないか?

 確かに塾に行けば、合格率は高くなるが、行かなくても合格は出来る。学費にしても、子供がアルバイトをして学費を捻出することや、奨学金等の給付を受けることもできる。実際、私も含めてそうしている奴はいっぱいいた。

 これらの本は、著者が1957、58年生まれで、まさに高度経済成長の恩恵を享受してきた世代。大学も東大、一橋と超一流。高度経済成長期の典型的エリート。今までの時代はさそかし住み良かっただろう(笑)。

 この人たちは今は、まるで平等で理想的社会のようなことを書いているけど、本当にそうか?昔からいる世襲議員や財閥の一族は、上流階級ではないのか?キャリア官僚は?一般の会社だって、表面上は、平等に昇進のチャンスがあるっていうけど、実際は、出身大学によって昇進スピードは全然違うわけだし。少しも平等ではない。

 実際低所得者もいるわけだし、中流意識はあっても年収は人によって違う。この人達のいう階級社会というのは、まさに今までの日本そのものじゃないか。学歴差別は、どんどんなくなってるし、人の生き方も高校→大学→就職→定年という画一的なものじゃなく、多様性が容認される社会は、今までの社会よりはるかに素晴らしいと思うが・・・。

 まあ、エリートとして恩恵を受けてきた人にとっては、素晴らしくはないんだろうけど(笑)。


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