ミニマム情報戦記

ブログタイトルは思い付きでちょいちょい変わります。 でもここら辺でタイトル固定かなぁ。。。 銃&ミリタリーがメイン。 最近は軍事書籍の書評が多いみたい・・・。よいと思ったら拍手してね!それだけが心の支え・・・。

KSC G19スライドHW




 久しぶりにトイガンを紹介してみよう。私の好きなKSCが新製品を発売する。G19のスライドHWバージョンだ。G19はKSCが以前から販売しているが、以前のものはフレームがHWだった。今回はスライドがHWとHW材を使った部分が異なる。


 スライドがHWの場合キックが重くなるが、フレームHWに比べて重量は若干軽くなる。実際、以前のモデルの重量が740gなのに対して今回のモデルは685gと結構軽くなってしまった。


 さらにスライドHWの場合、重量バランスが若干前方に移動するのでより軽く感じるだろう。以前のモデルを使用していた人にとってはちょっと違和感を感じるかもしれない。


 基本的には精密チャンバー搭載モデルも以前のモデルにあったので主要パーツの材質の変更程度の変化だろう。ただのマイナーチェンジモデルを私がなぜ敢えて取り上げるのかというと、このG19、私が非常に欲しい銃なのだ。


004 私は同社G23Fを持っているが、これは本当に良く当たる。東京マルイの陰に隠れてKSCの命中精度というのはあまり話題にはならないが、マルイと互角に渡り合える精度を持っている。しかし、G23Fはフルオート機能があるためにセレクティブレバーがスライドに付いている。


 このレバー、正直邪魔なのだ。小さなレバーだけど、よく服やその他の物に引っかかりいつのまにかニュートラル?といおうか、セミとフルの中間の位置で止まっていることが多い。この状態だと引き金は引けないので結構困る。


 私は当初、ハンドガンのフルオートというのは相当面白いだろうと思って購入したが、実際、フルオート機能というのはほぼ使わない。遊びでも滅多に使用しない。はっきり言うといらない。


 そこにいくとG19は全くシンプルだ。無駄な機能は一切ない。突起物もないのでどこにも引っかからないし小型で扱いやすい。さらにグロックシリーズを使用している人は良く分かると思うが、グリップアングルが絶妙だ。


 グロックを持つと銃が手の一部になったような気さえする。それほど違和感がない。そしてKSCのグロックシリーズは非常によく当たる。実用面では非の打ち所がないモデルだ。


 外観はシンプルの一言に尽きる。逆に言えば全く面白味の無い銃と思われがちだが、質実剛健で実用本位、究極の機能美だ。私は実銃のG19はハンドガンの最高傑作だと思っている。全くプロのツールだ。


 そしてKSCのトイガンは完成度は非常に高い。質感が全然違う。これは細部にこだわった結果だろう。持っていると手にしっくり馴染み、ものすごい愛着がわいてくる。所有欲は完全に満たされる最高傑作だ。


 唯一の欠点と言われているスライドのスライドストップが引っかかる部分の摩耗だが、私はG23Fを購入して3年が経つが、私の銃では起こっていない。KSCのグロックシリーズの良さは買ってみればわかる。これは本当にいい銃だ。


 購入する時はスペアマガジンを忘れずに。最低2本は必要だ。私は1本しか購入しなかったためにかなり泣いた。買おうと思ったらもう売ってなかった。。。



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【書評】 樋口大成『師団長だった父と私』




 世間では、大戦中の陸海軍については海軍はリベラルで戦争反対。陸軍は国粋主義に凝り固まり戦争賛成という二項対立で分けるのが一般的だと思うが、本書はそれが間違いであることを分からせてくれる。


 著者は陸軍中将樋口敬七郎の子ある。父、樋口中将との思い出を書いた本である。父と子のふれあい、特に著者は父を本当に尊敬しているのが分かる。


 その父、樋口中将とはどんな人かというと普通の陸軍の軍人というイメージからは程遠いリベラリストであった。考え方は私から見てもリベラルで本当に人柄の良い人だったのだと思う。


樋口 敬七郎
 佐賀県唐津市出身。1915年(大正4年)5月、陸軍士官学校(27期)を卒業。同年12月、陸軍歩兵少尉に任官。1927年(昭和2年)12月、陸軍大学校(39期)を卒業した。

 1931年(昭和6年)8月、陸士教官から関東軍独立守備隊参謀に転出、翌月、満州事変が勃発した。

1934年(昭和9年)8月、陸大教官に発令された。1938年(昭和13年)7月、歩兵大佐に昇進。1939年(昭和14年)11月、第3師団参謀長に就任し日中戦争に出征。南支那方面軍参謀副長を経て、第23軍参謀副長となり、1941年(昭和16年)10月、陸軍少将に進級し太平洋戦争を迎えた。

 開戦後、香港の戦いに参加。1942年(昭和17年)2月、台湾軍参謀長となり、次いで久留米第一陸軍予備士官学校長に発令された。1945年(昭和20年)3月、陸軍中将に進み、翌月、第156師団長に着任し、宮崎県本庄で本土決戦に備える中で終戦を迎えた。

 戦後、戦犯容疑により逮捕され香港に連行されたが、1947年(昭和22年)6月に不起訴となり釈放された。その後、故郷の唐津で生活し、唐津市選挙管理委員会委員長も務めた。
(wikipediaより一部転載)
 さらに詳しい情報を知りたい方はこちら(wikipedia)


 軍人としての厳しさを示すエピソードは、著者が佐賀の高校生だった時代、父が宮城の師団の師団長として師団の指揮を執っていた。あまりにも会いたかったので父に会いに行くと


「バカッ!何しに来たか、ここは戦場だぞ!」


 と一喝されてしまう。その後「すぐ戻れ」と追い返されてしまう。しかし普段は驚くくらいに温厚な家族思いの父親であった。私の好きなエピソードが、著者が文系大学に合格したが、理系であれば徴兵されないという理由で浪人して理系を受けようとする。


 しかし当時、浪人には父親の承諾がいる。そこで著者は父に電報で『浪人して高校の理科を受けろ』と電報を至急打ってくださいと頼んだ。その後、父親から一通の電報が届く。


ロウニンシテコウコウノリカヲウケナサイ


 著者はこの電報を見て父はどうしてこんなに優しいのだろうかと泣きたくなったという。軍人である父は息子が浪人するのは徴兵逃れであることは良く分かっているはずだ。


 それでもそれを認める電報を打つのは子供の選んだ道を承認するという気持ちと同時に、本当は父は息子のような生き方をしたかったのではないだろうかと思った。


 これは本書全体を通して私が感じることだ。本書はリベラル精神の持ち主である著者から見た父であるのでもちろんそういう視点で見ている。しかしそれを差し引いても父はリベラルだったと思う。


 負ける戦争であることを当初から知っていた樋口中将は戦争後期に宮崎の師団の師団長に任命されて息子が見ても凛々しい軍服に中将の階級章を付けて出かけていく。


 そして戦後、著者は「高級軍人であるお父さんは物資を山積みにして戻ってくる。そうしたら大金持ちだ」というような嫌味を周りから言われていた。心の中では父親がそんなことはしないと信じていた著者は実際帰ってきた父を見て愕然とする。


 汚いナッバ服(作業服)にござ一枚。


 それが戦争から帰った父であった。そして父親を送ってくれた兵士が著者にこう報告する。


「ご子息に報告致します。トラックに一杯、兵の手により山のように物資を乗せてありましたが、閣下はそれを見て激怒されまして、『ばかっ!所定の配分通りに配分し直せ』と命令され、閣下はこのござ一枚に座られて、熊本から参りました」


 その父は出征する時以上に立派な姿だったと著者は回顧している。そして父は信頼を裏切らなかった。報告した兵士も感動したのだろう。樋口中将はリベラルで人格者でもあったようだ。


 本書はとにかく良かった。久しぶりに時間が経つのを忘れる素晴らしい本だ。北九州市自分史文学賞の応募作品の書籍化なのであまり部数は出ていないと思う。欲しいと思ったら早めに買った方がいい。

 

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【書評】 田中三也『彩雲のかなたへ』




 本書は数少ない偵察機搭乗員の戦記である。著者田中氏は甲種予科練5期生として採用され、戦中はほぼ戦場で過ごした。戦後は海上自衛隊に入隊し、搭乗員としての人生を歩み続けた。


 2017年現在、田中氏は恐らくご健在であろう。本書の内容はまさに衝撃的だ。田中氏は水偵偵察員として実戦に参加、その後艦偵偵察員として数々の危険な偵察を遂行する。


 フィリピンでは航空機を失い、逃げのびた挙句に特攻隊に志願し、それも偶然が重なって内地に帰還できた。本当に命からがらという表現がぴったりだ。


 その後は有名な三四三航空隊の偵察員として数多くの空戦を生き延びた。搭乗員の戦記というとどうしても戦闘機搭乗員の戦記が人気だが、偵察機搭乗員の記録というのは貴重だし、その経験はもっと貴重だ。


 本書を読んで感じるのは本当に良く生き残ったものだということだ。読んでみればわかるが著者の参加した作戦は本当に生還率の低いものだ。


 そして戦争の末期にはタイトルの彩雲に登場することとなる。彩雲はやはりかなりの俊足だったようで戦闘機に追跡されても振り切って逃げている。


 最近は戦闘機搭乗員の戦記を読みつくしてしまい、その他航空機搭乗員の戦記を読み漁っているが、戦闘機搭乗員と違い、華はないが、凄まじい修羅場をくぐり抜けていることは同じであった。


 一般に戦記を読む人はかなりの少数派であるが、戦争を知るために戦記を読むことは重要だと感じた。私はもちろん戦争経験者ではないが、本を通して何分の一かでも体験を知ることができる。



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銃器対策部隊の射撃競技【軍事ニュース 2017.02.16】

1280px-Heckler_&_Koch_MP5-2(画像はwikipediaより転載)


 テロなど緊急事態が発生した際に出動する警視庁の機動隊員が、サブマシンガンを使った射撃の腕前を競いました。
(テレ朝newsより転載)


 射撃訓練を敢えて公開しているのは犯罪抑止が目的。「警視庁はこれだけ練度の高い隊員がいて日夜訓練に励んでいます」(だからテロとか犯しちゃだめだよー。あっという間にMP5で撃たれちゃうよー。)というメッセージだ。


 使用した銃はH&KMP5。ドイツ製の高性能サブマシンガンだ。高額なため資金に余裕のある特殊部隊が装備している。予算は国家予算から出ているらしく潤沢なようだ。結局、第一機動隊が優勝した。


 軍事力(警察含む)は実戦での戦闘力とは別に存在すること自体に抑止の効果がある。相手に対策をとらせないために秘匿する場合と抑止や威圧のために公開する2パターンがある。


 日本の場合、「必殺技」的な感覚で秘匿する場合が多い。これは国民性だろう。零戦が初めて公表されたのは昭和18年だし、戦艦大和や九三式酸素魚雷は秘匿され続けた。


 SATの前身SAPも何十年も秘匿され続け警視庁でも一部の幹部しかその存在を知らなかったという。現在ではSATの訓練も一部公開されている。抑止効果を狙ったものだろう。



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【軍事ニュース 2016.09.17】  ロシア、新型戦車「アルマータ」の映像公開 来年に配備

9may2015Moscow-01_(cropped)


(CNN) ロシア国防省は17日までに、同国軍の新型戦車「T14アルマータ」の機動性能を誇示するビデオ映像を公表した。 同戦車の乗員は2人で、125ミリの砲門を装備。陸軍に来年配備される予定。映像には斜面や沼の中を進んだり、砲門を発射する場面などが盛り込まれていた。
(cnn.co.jpより引用)(画像はwikipediaより転載)


 ロシア戦車は強いだろうなぁー。アルマータとは戦車の名前じゃなく各車種共通のプラットホームの名前。戦車バージョンはT14と呼ばれる。自動装てん装置を装備して、複合装甲を採用したロシア戦車では珍しい平面の多いシルエットとなっている。


性能
装甲 44S-sv-Sh1,000 – 1,100 mm (対APFSDS) 1,200 – 1,400 mm (対HEAT)
主兵装 125mm滑腔砲2A82-1M - 45発(うち32発自動装填装置に格納)
副兵装 12.7mmKord(6P49)重機関銃300発 7.62mmPKTM(6P7К)機関銃1,000発
エンジン 1,500- 2,000馬力ディーゼルエンジン
出力重量比 31hp/t
変速機 12速オートマチックトランスミッション
行動距離 500km以上
速度 80 – 90 km/h
(wikipediaより転載)


概要
 アルマータ(Armata Universal Combat Platform、アルマータ共通戦闘プラットフォーム)とは、ロシアで作られた、先進的な軍用重装軌車輌のプラットフォームとなる試作車輌である。
 
 『アルマータ』プラットフォームは、同一の車体を基本とする同じコードネームの下、主力戦車や、重歩兵戦闘車、装甲回収車、重装甲兵員輸送車、戦車補助車両、また幾種類かの自走砲などの基礎機材になることを意図している。またこの車輌は、砲兵部隊、防空、およびNBC防護システムの基礎機材として用いることも意図している。
(wikipediaより一部転載)
 さらに詳しい情報を知りたい方はこちら(wikipediamazon)

 平面の多さというのはステルス性を考慮した結果だという。制空権の無い戦場で戦車を運用しようという発想がすごい。乗員は全て車体部にいるので砲塔内には人はいない。砲塔は遠隔制御で動く。将来的には無人戦車とすることも想定しているようだ。


 よくミリタリーファンの間では「どの戦車が強いか」というのが話題に上るが、これはあまり意味がない。もちろん性能を比較して楽しむというのは楽しいけどね。


 意味がないというのは、現代の先進国での兵器の運用というのはネットワークでつながったシステム総体での総合運用が重要なのだ。さらに彼我の兵力の強弱、地形、気候、さらには政治的なことまで関係する。いろんな条件が異なるので一概にこの戦車が最強とはいえないのだ。


 もちろん、スペック的に評価をすることはできるが最新鋭戦車のスペックはどの国でも公表されないので現実的にはできない。


 まあ、もっとつまらないことを書いちゃうと、最新鋭戦車対最新鋭戦車が戦うという構図自体がほぼ100%起こらない。先進国同士は戦争はしないし最新鋭兵器を後進国に売ることはない。後進国は買う予算もない。


 でもどの戦車が最強かというのを考えるのはちょっと楽しかったりもする。



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【書評】 町田祐一『近代日本の就職難物語』




 前から気になっていた本をやっと読むことが出来た。私は高等遊民というものに多少の憧れが
あり、以前から調べていたりした。実際、高等遊民になりたいと思うことはあまりないが、突き抜けた感じに今でも憧れはある。


 ということで、本書は近代の高学歴者の就職難についての歴史を調査したものである。高等遊民というと高学歴で裕福、世俗と離れた仙人のような生活をしている人と思われるが、あまりそうではないようだ。


 高学歴で就職できない人が高等遊民と呼ばれており、当の本人は就職するために結構必死になっていたりもする。景気によって就職口が減ったり増えたりと景気に翻弄されている様子が良く分かる。


 景気が良くなっても学校が増えたために高学歴者が増大し、結局、就職難になってしまう。さらに就職の現実は縁故採用と学閥での採用が中心であり、そこからあぶれた者は就職口はなかなか見つからない。


 酷い人になると、ゴミ拾いで生計を立てる大学卒業者もいたようだ。因みに当時の大学卒業者の人数というのは現在とは比較にならない。かなりの希少な「知識人」であった。


 就職難の結果、社会が悪いと考え左翼運動に走る者や犯罪に走る者、さらには絶望して自殺する者もいる。逆に独立起業を行う者(これはかなり少数)、就職したもののブラック企業に行ってしまう者など現在とあまり変わりがない。


 さらに私が面白かったのは就職が決まらないので大学院に進学するというものも多かったようだ。現在と一緒だが、逆に言えば当時の大学院というのもこの程度だったのかという言い方もできる。


 世間で連想される高等遊民とは実は空想上の存在であり、現実には必死になって仕事を探す高学歴者が高等遊民の本来の姿であったようだ。



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【軍事ニュース 2017.2.27】 中国・人民解放軍ロケット軍が極超音速兵器開発 日韓ミサイル防衛突破狙う




 中国人民解放軍のロケット軍が、日本や韓国などに配備されているミサイル防衛を突破するために、射程の短い極超音速兵器を開発している。
(産経ニュースより転載)


 極超音速飛翔体とはロケット等で高高度まで打ち上げ、その後極超音速飛翔体を切り離し、超高高度から超高速で落下するという仕組みのようだ。


 最高速度はマッハ5〜10、迎撃ミサイルで撃ち落とすことは困難だという。次世代抑止戦力と位置付け米露中ともに研究しているという。


 目的は東アジアのミサイル防衛網突破とされているが、アメリカにとっても脅威には違いない。中国の兵器の脅威がアメリカ本土にまで及べば及ぶほど中国とアメリカの防波堤となっている日本の重要性が高まる。


 日本にとっては意外と吉報かもしれない。因みに日本の国防上はあまり重要な出来事ではない。何故なら現在中国にある1000基の中距離弾道ミサイルを一斉に撃ち込まれたら現時点でも「アウト」だからだ。


 もうアウトな状態な上に新兵器を開発されたところであまり意味がない。しかしこれらの兵器は不慮の事故以外では実戦で使用されることはない。先進国同士の全面戦争は両国共に被害が大きくなるので行われることはない。


 むしろ中国の兵器でもっとも恐ろしいのは日本にとっては海上民兵や愛国心に溢れた漁民だろう。特に愛国心に溢れた漁民は中国政府でも制御できない可能性すらある。



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【書評】 佐々木俊尚『21世紀の自由論』




 『レイヤー化する世界』以来、佐々木俊尚氏にすっかり虜になってしまった。本書は『レイヤー化する世界』の後に書かれたものだ。内容は正直、基本的に一緒だった。


 ただ、佐々木氏の主張は基本的に賛成なので私としては読みやすい本ではあったが、『レイヤー化する世界』ほどのインパクトななかった。


 本書で主張していることは「優しいリアリズム」の社会を作っていこうということだ。「優しいリアリズム」とはどういうことかというと、リアリズムとは論理の世界である。


 リアリズムとは例えば、下流老人になった人は若いうちにきちんと準備をして貯金や投資を行っておくべきだった。それをしかなったので自業自得というような考え方だ。


 しかしそれでは多くの人は幸せになれない。そこには情が必要だ。感情的なものだけでなく、かといって論理だけの世界でもない中庸の世界が望ましいということだ。


 私は佐々木氏の結論には賛成だが、『レイヤー化する世界』と内容がかなり重複しているように感じる。佐々木氏の本の傾向として本論にいくまでの前置きがちょっと長い。


 佐々木氏はかなり博学で正確を期するためにこのような書き方になったのであろうがちょっと前半は読むのが辛かった。全体としては『レイヤー化する世界』の方が完成度は高かったと思う。



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【書評】 高橋一雄『神龍特別攻撃隊』




 最近、忙しくて中々本を読む時間が無かった。何とか読み終わったのが本書、『神龍特別攻撃隊』である。本書は潜水艦搭載水上機の搭乗員をしていた高橋氏の貴重な記録である。


 高橋氏は乙種予科練6期修了という超が付くほどのベテラン搭乗員である。6期というのがどれほどのベテランかというと、日本のトップエースと言われる西沢広義氏は高橋氏の後輩にあたる7期出身だ。同期には零戦初空戦に参加した岩井勉氏がいる。


 著者は数少ない潜水艦搭載水上機の搭乗員であり、さらに戦争末期には水上攻撃機晴嵐に搭乗していたというかなり貴重な体験をした人だ。


性能
乗員: 2名
双フロート式(投棄可能)
全長: 10.64 m
全幅: 12.26 m
全高: 4.58 m
主翼面積: 27.0m2
動力: アツタ32型 水冷V12エンジン
出力: 1,400 HP
全備重量: 4,250 kg
最大速度: 474 km/h(フロート投棄時560km/h)
航続距離: 1,540 km
実用上昇限度: 9,640 m
上昇率: 5,000/8'00"
武装: 機関銃 13.0mm旋回機銃×1/800kg爆弾×1(250kg爆弾は4発まで)。または45cm魚雷×1
(wikipediaより転載)


概要
 晴嵐(せいらん)は、日本海軍が第二次世界大戦中に開発した水上攻撃機。設計生産は愛知航空機。略符号はM6A1。

 伊四百型潜水艦による戦略爆撃の目的で開発された、小型軽量の急降下爆撃が可能な潜水艦搭載用の水上攻撃機(海軍での分類は特殊攻撃機)。昭和18年(1943年)11月に初号機完成。だが1944年9月でも実験飛行の段階だった。第六三一海軍航空隊(1944年12月15日編成)で運用された。
(wikipediaより一部転載)
 さらに詳しい情報を知りたい方はこちら(wikipedia)


 私は元々零戦の搭乗員の戦記が大好きだった。しかし最近はもう読む本が無くなってしまったこともあり、水上機搭乗員の戦記を読み始めたのだが、水上機搭乗員の戦記は今まで読んだものはどれもかなり濃い内容だった。


 本書も他の水上機戦記と同様に内容は濃い。訓練中にいじめられていた搭乗員がいじめた上官を後席に乗せ海面に突入して殉職した話などは衝撃だった。


 さらにペナン島ではドイツのUボートが10隻ほど作戦行動をしており、その性能の高さは日本の潜水艦長を羨ましがらせた。乗っていたのは15歳くらいの少年達が多かったというのもあまり知られていない事実なのではないだろうか。


 さらに目を背けたくなることだが、撃沈した商船の捕虜を無差別に処刑したことについても書かれている。この処刑命令は潜水艦隊司令部から出ていたものだったという。


 著者は敢えてその事実と商船の名前を書いているのは勇気のいることだと思う。戦争はスポーツではない。現実はこんなものだろう。


 その他、呉軍港空襲の際に戦艦が特殊砲弾(恐らく三式弾)を発射して米軍機が撃墜されている様子等もあるが、やはり水上攻撃機晴嵐についての記述は特に貴重だ。


 晴嵐はかなり操縦しやすい航空機だったようである。爆弾は800kgの大型爆弾を搭載することが可能で雷撃もできた。そしてフロートを外すと最高速度は560kmと零戦五二型と同等の速度を出すことが出来るというあまり知られていない高性能機でもある。


 さらに著者は瑞雲にも搭乗している。瑞雲もかなり高性能だったようであり、空戦性能は零戦と互角であると評している。


 本書は潜水艦搭載水上機搭乗員の記録としてもかなり貴重であるが、晴嵐や瑞雲に実際に乗った数少ない搭乗員の記録であり、戦記に興味のある人にとっては貴重な本だと思う。おススメだ。。。いや、絶対に読んだ方がいい。



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【軍事ニュース 2013.12.04】 旧日本軍の巨大潜水艦を発見、ハワイ沖

I400_2(画像はwikipediaより転載)


(CNN) ハワイ大学の研究所は、第2次世界大戦後の1946年に米海軍によって沈められた旧日本軍の巨大潜水艦「伊400型」が、オアフ島沖の海底に沈んでいるのを発見したと発表した。
(cnn.co.jpより引用)


 随分前の記事だけど、「潜水空母」伊400型がハワイ沖に沈んでいるのが2013年に確認された。沈んでいるというのは撃沈された訳ではない。


 戦後、米軍に接収され試験をされた後、ソビエトへの技術漏えいを防ぐために水没されたものだ。


性能
排水量 基準:3,530トン 常備:5,223トン
水中:6,560トン
全長 122m
全幅 12.0m
吃水 7.02m
機関 艦本式22号10型ディーゼル1,925馬力4基2軸
水上:7,700馬力
1,200馬力モーター2基
水中:2,400馬力
速力 水上:18.7kt
水中:6.5kt
航続距離 水上:14ktで37,500海里
水中:3ktで60海里
燃料 重油:1,750トン
乗員 157名
兵装 40口径14cm単装砲1門
25mm3連装機銃3基
同単装1挺
53cm魚雷発射管 艦首8門
魚雷20本
航空機 特殊攻撃機『晴嵐』3機
(四式一号一〇型射出機 1基)
備考 22号電探1基、13号1基
安全潜航深度:100m
連続行動時間:約4ヶ月
(wikipediaより転載)


概要
伊四百型潜水艦(いよんひゃくがたせんすいかん)は、太平洋戦争中の大日本帝国海軍の潜水艦の艦級。別名潜特型(せんとくがた)とも呼ばれる。なお、本型の計画縮小の補填として、巡潜甲型を改造した伊十三型潜水艦があり外形が似ている。
(wikipediaより一部転載)
 さらに詳しい情報を知りたい方はこちら(wikipedia)


 伊400は米海軍のウィークポイント、パナマ運河を使用不能にするという山本五十六の戦略思想に基づいて建造されたものだったはず。


 ただ、山本五十六の計画とは開戦と同時にハワイの太平洋艦隊を行動不能にした上でパナマ運河を爆砕すれば大西洋の艦隊は南アメリカ南端を回航しなければならずその間、時間が稼げるという発想だった。


 しかし、伊400が就役した時はすでにパナマ運河を爆砕する戦略的な目的は無くなっていた。そもそも伊400の建造が始まった段階でこのようなことは分っていたが、確か真珠湾攻撃の作戦計画を練り上げた「仙人参謀」黒島亀人大佐がごり押しで進めた計画だったと思う。


 伊400に関して調べたのは相当前なのでちょっと記憶はあやふや。今度、伊400関係の書籍はまとめて読む計画なのでその時に改めて書きまーす。



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